法学部の講師もいいましたし、心理学的にも人間の集中力には限界があります。
集中力は、大きな目的を持って死に物狂いでやれば、3年間は続けられます。それ以上の年月は身体に障害が生じてきます。
私の場合でいいますと、“仲間”といっていた人間どもが私の苦境の土壇場のときに、支えるどころか、“優先順位が変わった”等々と、あきれ返る言動で敵前逃亡をしていった“仲間づら”した実は偽善者たちへの煮えたぎるような怒り、加えて、父であり師である嵐
家三郎の死による喪失感もあいまって、退路を断った決意によって強烈な集中力が発揮、1日 20時間の勉強を貫徹させた。
怒りは人間の想像を超えるパワーだと、私は今でも確信しています。
幸せな、豊かな、余裕のある日々の中では、決して脅威の集中力は出ないと思います。
せっぱ詰まった生活、これしかないという思いと、それをつき動かすジェット燃料は、断腸の思いの怒りだと考えます。
貫徹したら、自分の夢が叶ったら、一歩前に進むんだと確信して、周辺のもろもろのことをすべて棚に上げ、誘惑を退けてひたすらまい進!
小学校中退の私の場合、当時、掛け算、アルファベットもほとんど理解できませんでしたから、小学校の教科書を片手に、一方の手には六法と判例。人並みの勉強ではとても追いつきません。ですからなお、すべてを捨てて頑張るしかなかったのです。
最後に一言。やったら誰でもできる、できないのは本人がやらないから、と私の体験からいえますね。
最短距離を生みだす集中力パワーをいかすのは、“ すべての誘惑に勝つこと! ”ですよ。
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