私も日常のゴミは自分できっちり処分していますよ。
私のやり方は、ビールの空箱を2つ繋ぎ合わせ、残り物の包装紙などをきれいに貼り付けて、 @燃えるゴミ Aビン・カン・ペットボトル Bプラスチックなど
と、3つに区切り(私の地区では、3種に分別なので)、面白がって、自分で箱を作りました。その箱にそのつど ほうり込んでおき、決められた曜日に出します。
初めは面倒な気がしましたが、近ごろは商品の包装袋にもマークが印されていますし、もともとズボラな私ですが、基本ルールを守り、繰り返す、それだけのことで結構簡単。
私の友人にヨーロッパの人が多くいます。彼(彼女)らも、リサイクルの初期は“面倒
!”と毎日舌打ちだったとか。ところが、それぞれ家庭で入れる箱を作って、決められた箱にさえ入れておけば、大したことないんだと、2〜3週間くらいで慣れたそうです。人間には、順応性があるのですね。
今や、子どもさんのほうから、
「パパ、その箱じゃあないよ」
と、いわれるくらいになっているとか。
日本で暮らす外国籍の知人も、分別に馴染んだようで、分別するそれぞれの箱を色分けや、マンガを描いたりで結構楽しんでいるみたいです。
あるマンションでは、外国の方が入居し、分別の意味が理解できないようで苦慮しているのですが、管理人が常駐していないそのマンションでは、私の知人が見るに見かね、収集してくださっている職員のみなさんに申し訳なさも相まって、ご自分がゴミを出すときは、余分に空き袋を持って出て、分別してあげているそうです。“甘えてるんと違う?”と、私の心の声が聞こえたのか、彼女はきっぱりと、
「親切に甘えさすようなワテと違う。ゴミの中から名前等捜して、本人特定できる場合は管理会社にTELを入れ、教育的指導をしてもらっています!」
言葉や文化の違う者同士が、同じ地域で暮らすのだから、なかなか大変。
でも、ひとりの行動など本人にとって 大したことではないと思われますが しかし、選挙と同じで、ひとりの一票は大したことがないけれど 10人の人が投票したら10票。ひとりの力は弱くても、数の力で世の中を変えることは可能なのです。
自分ひとり、一つぐらい、エエやんか! なんて思う違反者が10人いたら? と想像してみてほしい。
ゴミの分別が リサイクルや、地球温暖化を防ぐ等々と、壮大な話も大切ですが、結果それにつながる自分の身近なことに視点を当ててみましょう。
分別は、ダテや酔狂でやっているわけではないのです。
住民がきっちりやらないと、行政で分別係を雇います。ということは、その分別係の経費は誰が支払います? 住民、すなわち 私たちの税金へと負担される、このようにわかりやすい
思考を巡らしましょう。
もうひとつ付け加えるなら、私の知人のように、親切でゴミの分別をしてくれている人もいるのですから、近ごろ忘れがちな、少しは他人への思いやり、やさしさも呼び起こして、自宅で、日々、チョコチョコ、面白がって、分別しておきましょう。
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