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 私が作ったタイル張りの
 ティ・テーブルの上に座
 る裃姿のチュー太郎君!
           (撮影=幻舟)
1月25日発信のメルマガでお伝えしましたお年賀の電報、これだったんです。
 “トムとジェリー”のマンガは好きですが、本物のネズミは、ちょっと‥‥。
 私は、小動物がニガテ、象とかクジラとかといった、大きな動物が好きなんです。
 電報のぬいぐるみのネズミ君は愛らしいが私は花粉症。毛羽立ったぬいぐるみは困るんです。けど、この
“裃チュウ太郎” と名付けられた彼は、我が家のどこかが定席になることでしょう。
 花の女盛りで淋しく過ごす美しい女(私のことですヨ!)に、深い愛情を込め、元日に 年賀電報を贈ってくださった、熊本の NKさんに大感謝です。



(撮影=幻舟)
 父であり、私のたったひとりの芸の師、
嵐 家三郎の十四年目の法要を終えました。
 今年は父の大好きな「ばら寿司」を作っ
たんですが、我ながら結構いい出来映え。
  そこで、写真を撮って、みなさんにご披
露!


≪自主公演≫東京浅草・木馬亭楽屋にて
撮影=平井慎自氏

 私の子どものころは、舞台で失敗の連続、その度、父に叱られてばっかり。
 “花柳幻舟”になって、私の自主公演にゲスト出演をしてくれるようになった師匠でも
ある父(この写真は、そんなころ、父の衣裳付けのお手伝いをさせていただいている私で
す)。
 演出の私がいっている通りやらなかったときなど、私のコワイ顔を、チラチラうかがい
ながら、
「昔のころの、復讐されてますネン‥‥」
 と、父は、周りの役者さんたちに、テレて、ニガ笑いをしながら言ったものです。
 私の芸を鋭い目線で凝視してくれる父はもういません。
 本気で叱ってくれる人がいるということの幸せは、その人が存在しているときはわから
ないのです。その存在の大きさを真底実感したとき、悲しさとさみしさがこみあげてきま
す。なぜなら もうその人は 自分のそばに いないのですから。