　私の護身用にと、手作り、木製のピストルをいただいてかれこれ３年。
　家にいるときは、ベッドの枕元に。外出時はバッグに入れて。
　少女のやさしさがたまらなく、心をなごませてくれる私の“お守り”です。

　熊本の少女に、このピストルをいただいたそのとき、そうだ！　私も手作りの何かをこの子にプレゼントしたい！　と思いたったのです。
　フッと思い出したのが、今は亡き母が編んでくれた、白いおお～きな、マフラー。電気代節約で、部屋の中で、今も使っているマフラー‥‥。
　母に育てられていない私にとって、母を感じる、大切な大切な、宝物です。

　で、ピストルのお礼は、私の手作りマフラーです。

　毛糸屋さんに行き、少女の愛らしい顔を思い浮かべ毛糸を選んだ。
　毎日編み物をする時間もなく、また、外出時、移動等での編み物もできないので、“作品”は遅々として進まず、あれから２年半！

　私の完成デザインは、マフラーの長さ、140～150センチ。しかし、現在の長さ、40センチ！(笑)　毎日編んでいないとはいえ、２年半で40センチ。出来上がるのはいつのことやら‥‥。お先、真っクラケ！
　友人は、
「こうなったら、夏も編まないと。そしたら、今年のクリスマスプレゼントに完成で、大カンセイ（歓声）！！」
　と、オッサンだじゃれ。
　そうか、夏に編み物か‥‥。
　これから花粉の季節。編み物なんて、やれる精神的余裕がない‥‥。それでなくても、ヘタな編み方やのに‥‥。
　よし、夏にこそ、頑張ろう、でないと、あの子、小学校卒業してしまう。そしたら、“こんなのイヤ！”なんていわれるかも‥‥。
　おまけの情報。
　この毛糸はウール100パーセント。しかし、現在、このような鮮明な色合いの毛糸はほとんどアクリル。おまけのおまけで毛糸の季節も終わりに近く、在庫もないとか。トホッホッの、倍づけ。
　初挑戦の、手編みのマフラーの運命やイカニ！！

＜構想３年、製作２ヶ月のキッチン・リフォーム＞

　流しの真上、頭にのしかかるような戸棚、ずーっと気にかかっていました。中身をじっと見つめて、たいした物が入っているわけでなし。とまあ、考えること３、４年。
　ヨーシ！と、年末、私は、大決意した。

　そのわけは？　それは寒かったから。
　原稿書きしていても、部屋には火の気なし（エコライフ、な～んていいません。単に電気代節約なんです）。あまりの寒さに、ジョギングや室内での柔軟体操。あれこれやったが、いまいち。で、ついに私の大好きな“大工さんゴッコ”。肉体労働で燃える青春！頭の上の戸棚、撤収を敢行となった。
　まず戸棚に入っていたアレコレをリビングへ。
　強烈に重い戸棚に驚きながらも扉を外し、小さく部品を分解し、ついに取り外したァ～ゾ！
　振り向くと、リビングは、戸棚に入れてあったゴチャゴチャの食器類と、取り外した戸棚の残骸の山。この片付けには、てこずった。
　出かけるとき、ホームセンターでタイルや木材をチビチビ買って帰ってきても、仕事があって、“工事”はすぐにとりかかれなくって、置きっぱなしの日々。おまけに、時間の都合で、同じホームセンターでは買い物できず、だから、材料ゴッチャまぜ。
　紆余曲折、山あり谷ありの苦難に遭遇しながらも、それを私は、知力と粘り強い体力でついに乗り越えた！！（それほどのもんか！）
　寒さしのぎに、フッと思いついた“大工さんゴッコ”。
　挫折することなく、２ヶ月かかって、やっと完成！（もうちょっと、直しをしたいところはありますが）

　作業そのものの実質は２～３日間かなア～。予想に反し、寄せ集めのタイルとなったけれど、なんでも面白がる私の性格を充分満足させてくれる作業ではありました。
　出来上がりもまずまず。思い描いていた通りの可愛い棚もつけた。第一、頭にのしかかるような、大きな戸棚がなくなったことが、何よりも大成功、嬉しい‥‥。肉体労働のおかげで、電気代も、大節約を貫徹できた。
　あまりの嬉しさに、写真でお披露目です！