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<不当解雇撤回訴訟中の鎌田君の謎の死>
(撮影・幻舟)

  世の中、桜満開の季節となりました
 私はもともと、桜の季節が嫌いです。
 世の中全体が、淡いピンク色にぼけたような(世の人々は、春がすみとでもいうのでしょうが)、緊張感のないこの季節が、なぜか自分の生き方というのか、性分に合わない。
 しかも、この季節には、せつない想い出しかないのです。
 “もうすぐ出所か‥‥”と思いながら、刑務所の庭で見た桜。
 父が亡くなり、喪失感の真っただ中で見た桜。
 そして今年は、我が同志、鎌田俊二君の謎の死を迎えた後に、何もなかったかのように、咲く桜‥‥。また、せつない、桜の想い出が増えてしまったのです。

 葬儀当日の鎌田君の遺影より(撮影・幻舟)

鎌田君の悲報を聞いて、早や15日、あっという間の時間でした
 手を変え品を変え、調べれば調べるほどつのる彼の死の謎。そして、次第に明るみに あぶり出される 真相。
 鎌田君の父上と 葬儀場でお会いしたのが、私の記憶では初めてでした。
 私の父に どこか似た、鎌田君の父上。
 “もし、私が、こんな訳のわからない死を遂げていたら‥‥、そして、我が娘を亡くし、哀しみにくれる父の話を、本気で聴いてくれる人が誰もいなかったら‥‥。
 そして、死の真実を究明するために、自我を忘れて走り回ってくれる人がいなかったら‥‥”と、私は、私の亡き父の悲しみと鎌田君の、父上の悲しみとが、なぜか、まるで現実のように、容易に重なるのです。
 私はなんとしても、我が同志の死を究明するとともに、年老いた、鎌田君の父上への、人間としての愛情と正義を貫くため、鎌田君の謎の死を明らかにしなければならないと強く、奔走しています。
 現在明らかになっている事柄について、今、公表することは出来ません。
 しかし、事件の真相は、終盤を迎えている、とだけ報告しておきます。
 どうぞ、真相究明のために、皆さんのパワーを、私に送ってください。