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 次の会場への移動途中、現地のスタッフの方たちのお気づかいで、面白い所に連れて行っていただきました。
 小雨でしたけどネ。

(撮影・幻舟)
































(撮影・幻舟)
 熊本県阿蘇山に降りそそいだ雨が、数十年(50年とか100年とか諸説あるみたいです)の歳月をかけて上記写真のように、地底の砂とともに濾過(ろか)されながら吹き上がるという水。
 入場のときにいただいた小さい解説には、水量が、毎分およそ 60トンだと書いてある。
 60トン!? なんていわれても、私にはサッパリ、想像もできません。
 私の体重、41キロを トン に変えると およそ0.04トン。で、それを私自身の人間の数に変えてみた。私がなんと 毎分1500人! 砂とともに 湧き出てきているということになるのです(暇人!! といわないで。気になると、どうしてもはっきりしたい性分。それに、「トン」なんて単位、サッパリで、わからない。だからわかりやすく考えてみました)。しかし、私が、毎分、1500人、湧き出てくるなんて、コワイ!! まるで孫悟空の『身外身の法』(分身の術)。私の苦境のとき、敵前逃亡トンズラした連中がこれを聞いたら、ホンマ、コワイ話ですヨ(笑)。
(撮影・幻舟)
 この日は小雨。
 私の肩を濡らした雨つぶが、半世紀も後に、どこかの誰かが生活水に使うのか、と思うと…。
 人間の力など取るに足らぬもの。それに比べ、自然の力は偉大で、気の遠くなるようなスパンで時は流れ、地球は動いているのです。
 地底から吹き上がる湧水を見つめながら、人間のちっぽけさを実感しました。

 地位や名誉、物欲に溺れ 傲慢(ごうまん)で、餓鬼のように あさましく生きている人たちに、ぜひ、この湧水を見せたいと、私は心から思ったものです。
 私に、自然の偉大さを見せて下さった、現地のスタッフの皆さんに感謝。