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6月11日、大分空港〜大分市まで、初めて(?)乗ったホバークラフト

(撮影・幻舟)


 6月11日、九州、大分空港〜大分市まで初めて(ずーっと以前に乗ったかも)とにかく初体験のようなホバークラフトに乗った。
 “空港からホテルまで車でも”といってくださったプロモーターの方。
 でも、“ホバークラフト”という乗り物の仕組みを聞いているうちに、妙に興味を持ち、車なんかいつも乗れる、しかし”ホバークラフト”とやらは、そう滅多に乗れない。というのも、遊びで旅をしたことのない私にとっては、そんな珍しいものに、お仕事に行くというのに乗せてもらえるなんて、何にでも好奇心の強い私としては、大チャンス。
 しかし、大分空港は雨台風で、ドシャブリ。けどホバークラフトは、欠航なしで快調に出発するという。
 私の予想に反して、乗客の多さに、ホバークラフトの全景を見る時間も、余裕もなく、とにかく職員にせかされて、乗船。だから、自分の乗っているホバークラフトやらをまったく見ずじまいで、なんやわけもわからず乗せられ、出発とあいなりました。
「ホバークラフトって、どんなもの?」
「一言でいうと、大きな浮き輪の上に船を乗せているようなものです
 ね」
 と、別府の友人から教えてもらってはいた。マ、それが私の興味をかり立てたともいえるのですが、しかし、大きな浮き輪の上に船が載っている全景は、乗船したらまったく私には見えない。だから、乗船する前にゆっくり見たかったけど、職員にせかされ、大雨は降るし、早い話が単なる小さいフェリーに乗ったという感じでしかないのです。
 指定席はないので、好きなところに座るのだが、超満席。
 私はスタッフと離れ離れで、空いていた席に座ったんだけど、見えるのは窓に打ちつける雨のみ。
 いつ、浮きがふくらんだのやら、いつ、海に出たのかやら、さっぱりわからず、何のショックもなく、揺れもなく、静かに出発したらしい。好奇心旺盛な私としては、このままでは我慢ならん。
 エイ! この際と、隣に座ったサラリーマン風のオッチャンに訊いてみた。
「あの〜、ホバークラフトって、仕組み、どないなってるんですか?」
「あ、これはですね、簡単にゆうとですね、船の下に大きな浮き輪がで
 すね、ついているようなものですタイ‥‥」
「いつ、その浮き輪に空気、入ったんですか? 海につかったその瞬間
 ですか? 誰が空気 入れたんです?」
「バッテン‥‥、ずーっと前から浮き輪はふくらんでいるですタイネ」



(撮影・幻舟) 「そしたら、どうして、そんな浮き輪
 つけたんです? 浮き、なくても、
 普通、船って浮いてるでしょう、外
 側に浮き見えないですよ、普通、船
 って‥‥」
「あ、そうですタイネ。どうしてでし
 ょう‥‥、詳しくは‥‥あ、向こう
 に船が見えますよ!」

 と、オッチャンは、3歳児のような
わけのわからん私の質問に困り果てた
のか、話をそらそうと必死で、指差し
たが、外は雨でかすむ中に船が一艘(
そう)。だけど、見えた船はホバーク
ラフトではなく、単なる普通の船。






(撮影・幻舟)



 

 結果、ホバークラフトの全貌や仕組みはきっぱり解明されることもなく大分市に到着。
 雨に濡れながら、職員にやたらせかされ 乗り降りした、というだけで、な〜んも印象に残らない、ホバークラフト初体験でした。

 その日のお仕事は、全九州商工会議所女性会の総会の講師。
 700人近い女性たちの集まりで、私の講演をまるで水を打ったように静かに聴き、笑い、泣き、真剣に、私の語る話の中に集中してくださいました。
 講演のあとの懇親会が実にパワフル。県・市・町などの女性会のグループが集まる各テーブルへ引っ張りダコの大モテで、会場を走り回り、集合写真やら2ショットの連発。九州の女性の行動力と 情の深さとやさしさに感動しきりの、夜でした。