トピックス



(撮影・幻舟)


 東京都庁は、丹下健三氏の設計案が採用され、1991年竣工。
 高さ243メートルの第一庁舎と163.3メートルの第2庁舎、都議会議事堂の3棟からなり、国際都市東京のシンボルとなった。
 1991年といえば、鈴木俊一氏が都知事(任期:1979年〜1995年)である。

 この庁舎を観たとき、
「わー、ディズニーランドみたい!」
 と、大声を上げ、大笑いした人がいた。
「お金、かかってるデ〜」
「こんな大きな建もん、必要か〜」
「成り上がりやア。成金に限って、大きな建物やブランドの衣類やアクセサリーなんかするのよ。それと同じ。
 ホラ、地方の役場なんか、どえらい建物や、入口にわけのわからんモニュメントが建ってたりする! 私も何か所も見てきた」
「けど、この有名建築家、丹下健三たらに、いくら支払い、建築を手掛けた業者、不正なく入札したんか? それにしても、我々の税金よ〜。
 自分のサイフから出してないから、ホイホイ出すのよ」
 この会話は、都庁の見学に行った、ある小団体女性たちのもの。
 他人のお金を動かすときは、気を使ってこそ当然、気を使いすぎるということはないのだ。

 オリンピックの費用についても、税金で開くんだから、訊(き)きたいことは山ほどある。

 新都知事の小池氏のやり方に、
「せっかく決めたんだから、今さらあれこれ変更されたら!」
 と、ふてくされて、ふんぞり返って言った元総理大臣を務めたモリ某氏。
 オイオイ、なに言うてんねん! そばにいたら、張っ倒されるゾ。
 この程度の人間が政治をやっているのだから、すべて、なにをかいわんやであろう。

 まだまだニッポンは開発途上の非文化国家。
 庶民は、ほんまにオリンピックなんか望んでいない!
 その前に、やらなければならないことは、ごまんとあるだろう!
 
コラ! 責任者! 出てコイ!!