怒りに身もだえ、「もはや、これまで!」と決起してしまった人などの話を聴くと、誰にも話す、心許しあえる身近な人がいなかったとか。話すことでスーッとすることって、本当にあるんです。
 心浮き立つような喜びもそうです。他者から一言かけてもらったその言葉によって、「人生バラ色」ナ〜ンて勇気をもらった話などもあります。
 日々出会う、怒り&喜び等を投稿していただき、それによって、“無縁社会”などという氷の世界を、少しだけでも温かく、顔は見えなくとも、触れ合うことができたら、チョッピリ喜び!
 原稿の字数は400字原稿用紙1枚ぐらい。
 どんなことでもOK。匿名・仮名で安心して。
企画=幻舟




<起きるべくして起きたマヌケな役者(?)の事故>

 いつも楽しくホームページを拝見させていただいております。
 どうしても理解不能なことと共に、傑作中の傑作を一筆させていただきます。
 
 先日、どこかのアホなカブキ役者みたいなヤツが、自分の主役である舞台で奈落に落ちてケガをしておりました……?
「なんで???」
 と思いました。あまりにレベルの低い出来事に、自分の目を疑いました。
 幼稚園のお遊戯会でも舞台から落ちたという話は聞いたことがありません。
 大工の棟梁がカナヅチで指を叩きますか?
 スシ屋の大将が包丁で指切って落としますか?
 サルも木から落ちるといいますが、あれは名人でも失敗はある、の例え。しかし、あの役者は単なるマヌケなサルとしかみえません。リハーサルとか、打ち合わせはきちんとしていたのでしょう、それでも落ちたんですから。
 それとも、スタッフからあの一族は嫌がられているから、何かの陰謀だったのでしょうか? しかし、警察が動いている様子も聞かないし……。

 あんな芝居に高い金を払って観に行く人たちは、どういう神経をしているのでしょうか?
 近ごろ痛快でもあり、アホらしい話の一席でした!

 ■ 大阪在住・49代




<幻舟の声>
 
 入場料をいただき、芸人として我が身をさらす職業ともなれば、他者には見えないところで、日々、稽古に励み、心身ともに磨くのです。
 しかし、近ごろ、どこの世界も二代目、三代目というだけで、実力のカケラもない、人間として超おバカが、肩で風きり、生息しています。
 明け方まで酒を飲み、異性と底抜けのように遊びほうけるような連中が、明けて、見物衆を前に“カブキ役者”として演じているのが、今日の現状です。
 ま、考えてみれば、食べることに不自由どころか、存在しているだけで周りはペコペコしてくれるのですから、お金をいただいて芸をお見せするという、切迫して生きる精神も、苦しいお稽古や、しんどい修業は必要ないのでしょう。
 だから、今回のようなマヌケな事故が起きたとしかいいようがありませんよネ。
 一言でいうと、人生をなめとるんですよ、ヤツラは! ネ。