夫婦の問題といっても様々で、なかなか一言では、他者はいいがたいものです。まして、あなたの文面が大変抽象的で、短文なので、内容が理解できない点もあります。
私自身、推察してみるに、あなたのお母様と、あなたのパートナーとの間は、しっくりいっていないようですネ。ですから、あなたが良かれと思ってアドバイスしても、なにかとお姑さんとのイメージが重なり、素直に受け止められないのかもしれません。
日本の多くの男性は、パートナーやら家族と話し合ったり、相手の人の言い分等、ゆっくり聞かない、間違った傾向が、いまだにあります。
そして、女性の方も、議論をするとか、相手の考えを理解したり想像したりしながら、自己主張をするという訓練が、まだまだ未発達です。
仕事中に、いきなり泣き出したり、私的感情丸出しなどという女性も、私の周りにもよくいました。
議論の出来ない民族なのか、男性同士でも、反対意見を出したりすると、議論の前にケンカになってしまったりする始末。せっかくの面白い企画も、シラケてしまうということもありました。
結婚するのは楽ですが、離婚は重大事件です。様々なことにおいて使うエネルギーは、火星にも行けるくらいの、超パワーが必要です。
本気で離婚をお二人ともに考えておられるのなら、実に簡単です。しかし、どちらかが相手に執着や、世間体などを気にしていたりした場合は、グチャグチャのドロドロになるのは必至。
ふざけて作った嫌な言葉に、離婚のことを“バツイチ”などというようになってしまっていますが、私は、決してそうは思いません。
結婚したからこそ、他者と生活することの“我慢”を覚え、自己の独善的な発想なども発見します。離婚のどさくさの折にみせる、正常心を失った、人間の愚かしさと哀しさ、そしてそこまで追いつめていく人間の残酷さも学びます。すなわち離婚は、負のイメージだけでなく、人間としての大切な事柄を多く学びます。
50歳といえば、あらゆる意味で危険な年令だと、私は思いますが、古い男性の“我”を張らずに、ゆっくり、静かに、順々に、両方の心の中の不満を語り、自己の中にあるご本人あなたの本音も見せながら、お二人でお話し合ってみてはどうでしょう。
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