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我が家には重度の知的障がいを持つ小学4年生の息子が居ります。
発語は全く無く、奇声・パニック・自傷行為が有り、コミュニケーションはかなり難しいですが衣食住には困らず、自身の事も最近、たくさん出来るようになりました。少しですが自分の名前が平仮名で書けるようになりました。
2年前のお話で申し訳ありませんが読んでやって下さい。
仕事で会議が有った為、実家に子供を預かってもらったのですが、2010年5月11日20時、大阪府A警察生活課の刑事2名が虐待の通報が有ったとの事で訪問、子供を確認し帰りました。
我が子は発語が無いので嬉しい時や楽しい時などに両手をパンパン叩きます<衝動行為と言います>。この行為が子供を虐待していると近所の誰かが通報したらしいのです。障がい持つ孫を何の抵抗もなく預かってくれている両親は深く傷つきました。
21時30分、私は療育手帳を持参し、子供を連れ、大阪府A警察署へ行きました。対応したのは制服の男性中年警官と女性中年警官でした。
私は療育手帳を机の上に置き、障がいを持っている事、衝動行為の有る事を説明した上で障がい者・児に対する名誉毀損にならないのか、間違われた者に対するケアはどうなっているのか、聞きました。返ってきた返事は、
「法律の本を開けてみろ、そんな事は載っていない、通報があれば、現場に行くのが仕事、間違われた人間の事まで知らん」
でした。
後日、障がいをお持ちの息子様がおられる方にこの出来事をお話すると、ある党の方に連絡して下さり、後日、A警察副所長(今となっては本当か分かりません)から連絡がありました。
11日の対応を説明すると、
「本当にそんな対応をしたのか、信じられないので確認次第連絡する」
との事でした。もちろん、その後何の連絡もありません。学校・児童相談所・役所には全てお話いたしました。
虐待防止のコマーシャルで「間違ってもいいんです」と発言されています。通報で救える命は何よりも大切です。ですが間違えられた方への心のケアは全くないのです。両親は2年経った今も預かってくれています。障がい児を持つ家族の皆様がこのような悲しい思いをされないよう祈るばかりです。
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